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日照

長野県は四方を山に囲まれ、海から離れているために湿気が少なく、そのため雲もできにくいので、全県的な日照時間は多くなっています。特に諏訪は2101.4時間、松本は2095.7時間と全国的な平年値より多めになっています。

しかし長野市は、長野県の北部にあるため日本海側気候の影響を受け、特に冬場の日照時間が少なくなっています。長野の日照時間は平年値で1901.7時間ですが、東京は1847.2時間です。平年値にするとそれほど大きな違いはありません。

長野と東京の日照時間の比較

上記の図表を見てもわかるとおり、12月から2月の冬場は、東京の方が長野より日照時間は多いのです。これは長野が日本海に近く、冬型の気圧配置になった時に日本海側で発達して雪を降らせる雲の影響を受けるためです。非常に強い冬型になった時には、長野でも雪は降りますが、そんな時の関東地方はカラッと晴れて乾燥していることが、グラフから読み取れると思います。

しかし3月から11月までは、長野の方が日照時間は多く、内陸部であることの特性を表わしているといえるでしょう。長野にも梅雨や秋雨はあるのですが、それほど雨は降らず、日照時間が多くなっているのです。

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